【応募のコツ】製造業の書類選考。自己PRの書き方|経験や強みをアピールするコツを紹介 | 静岡・愛知×エンジニアに特化した転職サイトby Achieve Career

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【応募のコツ】製造業への応募時 自己PRの書き方|経験や強みをアピールするコツを紹介


製造業への転職を検討する際、自己PRの書き方に悩む方もいるのではないでしょうか。実は製造業ならではのおさえておくべきポイントがあります。
そこで、製造業への転職を検討している方に向けて今後の製造業の動向も解説しながら自己PRを書く時のコツや注意点、手順をご紹介します。製造業界への転職を検討している方は、参考にしてみてください。


製造業の自己PRを書く2つのコツ


製造業の自己PRを作るうえで、以下の2つのコツを押さえておきましょう。

 ● 選考企業先の情報収集をする
 ● おすすめのアピール要素を入れる


詳しく紹介します。


コツ①:選考企業先の情報収集をする

1つ目は「選考企業先の情報収集」です。 製造業の選考で企業にアピールするためには「その会社の製品を知る」ことが欠かせません。なぜなら、製品を知っているのと知らないのとでは、入社に対する熱意の伝わり方が変わるからです。

 ● どんな製品を作っていて、どういうところで使われるのか
 ● 競合他社と比べて何が優れていて、何が劣っているのか
 ● (製品が複数あるときは)どの製品に携わりたいか


この3つを伝えられるようにしましょう。


コツ②:製造業界で求められる要素を入れてアピールする

2つ目は製造業界で求められる要素を入れてアピールに繋げることです。


2021年度版ものづくり白書(経済産業省・厚生労働省・文部科学省より発行)によると、企業におけるデジタル技術の活用状況は、「活用している」とした企業が54.0%に上り、「活用を検討している」も合わせる と、7割以上の企業で、ものづくりデジタル技術の導入・活用に積極的な傾向にあります。一方でデジタル技術導入の入口段階でのノウハウ・人材・予算の不足となっている現状があります。


そういった状況を踏まえ、製造業で求められる要素はこちらです。自己PRに取り込むことをおすすめします。


●デジタル技術導入ノウハウに精通している:3年前と比較した労働生産性の変化については、デジタル技術活用企業の方が、「向上した」との割合が高いため、今後導入を検討している会社にとって必要な人材です

●向上心があり学習意欲が高い、影響力がある:自社の人材に対して デジタル技術に関連した研修・教育訓練を行うことが多いため、真面目に研修に参加し、学んだことを還元できる人材を求めています


これらをアピールできる経験やエピソードがあれば、積極的に使いましょう。
また、「企業理念」や「採用ページ」を見ると「特にアピールしてほしい内容」というのがわかります。
例えば、トヨタ自動車では「トヨタウェイ」に求める人物像のヒントが隠れています。


一部抜粋して紹介すると

 ● 誠実に行動する→責任感が強い人
 ● 好奇心で動く→積極的に行動する人
 ● 改善を続ける→論理的思考力がある人

といったように言い換えることができます。
他の企業でも同じように、言葉の裏を汲み取ることで「求められる人物像」が浮かんできます。あなたの応募したい企業で、ぜひ実践してみてください。


製造業で採用されやすい自己PRの例文


先ほど紹介したコツを踏まえて、製造業で採用されやすい自己PRの例文を2つ用意しました。 ぜひ参考にしてみてください。

40代 製造管理職クラス

私はキャリアアップ転職を目指しております(部長、工場長クラス以上専任管理職を希望)。直近では、自動車制御製品の中で電子系製品の品質保証で「不良品を造らないしくみ作り」を中心に指揮・マネジメントを担当しております。
またこれまでに、研究開発、マーケティング、プロセス技術開発、工場管理運営、生産立ち上げ、工程改善・装置技術・解析評価まで幅広い分野を経験してきました。中でも半導体や合金の製造工程においては一連の経験があり、得意分野です。
仕事においては、現場第一主義を徹底して、成果達成まで諦めない粘り強さがあると自負しております。常に試行実践を繰り返す実直さが周りのスタッフや顧客からの信頼へと繋がり、これまでの成果にも繋がったのだと思っています。
また、私の信念は所属した組織で必ず結果を出すという事です。結果を出すことで組織への恩返しをしたいと常に考えております。

近年では、経験を重ねるにつれて経営者目線で仕事を行えるようになり、他社と同じではなく、周囲の人間と共に成長しながら自社の強みを作り、新たな市場を創る事にも喜びを感じています。
私は、これまでの経験を活かして深く御社のお役に立ちたいと考えております。また、可能であれば経営に近いポジションで御社の事業成長のお役に立てるのであれば幸いです。


40代 製造技術職

■コミュニケーション
製造技術活動だけでなく、他部署とのコミュニケーションを常に行い、困ったことがあれば気軽に相談してもらえる関係を築いています。生産予定の変更などにも即対応できるよう心がけて参りました。また、各機械メーカーとも相談し、時には協議しながら設備の改善・改良を提案しつつ、良質な製品を加工していくことを目指して参りました。口下手ではありますが、相手を尊重しながら、真摯に粘り強く対応することをモットーとしています。


■マネジメント経験
2002年にサブリーダー(係長)となってからは、個人業務だけでなく、グループでいかに効率よく業務をこなしていけるかを考え行動して参りました。指導面では、メンバーの業務進捗が遅れている場合には、一緒に作業を行いながら指導しました。製造技術業務においては、事務処理の簡略化を行うため、簡易的なデータベースを作成し、データ入力の重複を減らしました。他にも、修理記録・各種記録の簡略化や簡易検索機能の設置、見積業務簡略化のための購入品記録データベース作成、次回見積時に流用するためのキーワード検索設置など、様々な工夫改善を行い業務効率や生産性Upに努めて参りました。


製造業向けに自己PRを書くときの注意点


続いて、製造業向けに自己PRを書くときの注意点を解説します。
以下2つに注意しましょう。

 ● 募集要項に当てはまらないアピールを避ける
 ● 主体性のアピールも忘れない



注意点①:募集要項に当てはまらないアピールは避ける

1つ目は「募集要項に当てはまらないアピールを避ける」ことです。
製造業と一括りで言っても

 ● 製造している商品
 ● 加工している材料・素材
 ● 使用している機材・ツール
 ● 会社の社風やカラー

などは企業ごとに異なります。
そのため、A社に応募するときに作った自己PRを、B社で使いまわしてもアピールにならないでしょう。自己PRを書くときは会社ごとに詳細をしっかり理解し、その会社で求められている人物像に合わせて作るよう、意識することが重要です。


注意点②:主体性のアピールも忘れない

2つ目は「主体性のアピールを忘れない」ことです。
製造業では標準化(ルーティン化)が進んでいる、という情報をご存知の方もいるかもしれません。効率よく仕事を進めるため標準化が行われている製造業だからこそ主体性は必要になります。また、標準化したものでも課題が見つかることもあります。
自分の中で「より生産性を上げるにはどうしたら良いだろう?」と常に考え、積極的にブラッシュアップすることで会社に貢献することができます。

また、今後増加していくデジタル技術活用企業が労働者の主体的な学びを後押しする取組を積極的に行っていることが2021年度版ものづくり白書により明らかになりました。資格や免許取得を積極的に行っていることのアピールも大切です。
主体性をアピールし、会社にいい影響を与える人だと思わせましょう。


製造業の自己PRを書く手順

最後に、製造業の自己PRを書くうえでの「4つの手順」を紹介します。


1. 自己分析・他己分析をする
2. 自己PRに書く内容を選ぶ
3. 実際に書く
4. 自分で推敲、もしくは他人に添削してもらう


手順①:自己分析・他己分析

まずは「自己分析」と「他己分析」を行いましょう。それぞれでどのように進めていくか紹介します。

■自己分析

まずは「自分の仕事に対する姿勢」について考えます。

 ● 自分はどんな時にモチベーションを感じるのか
 ● どのようなことに対して苦手意識があるのか
 ● チームでの仕事を好むタイプか、1人で仕事を進め自己完結するタイプか
 ● 周囲の人から頼られるリーダータイプか、リーダーを支える縁の下の力持ちタイプか
 ● 挑戦的で行動にすぐ移すタイプか、慎重派で納得するまで熟考するタイプか

以上のようなことを、自分が納得いくまでとことん追求しましょう。
次に、社会人になってからのキャリアを棚卸しします。
棚卸しではこれまで携わってきた「全ての」仕事について、業務内容と実績・評価も合わせて書き出しましょう。何気なくやっていた些細な仕事でも、アピールにつながるエピソードがあるかもしれません。


■他己分析

続いて、第3者から客観的な意見をもらう「他己分析」です。
他己分析をおすすめする理由は、以下のようなメリットがあるためです。

 ● 自分では気づくことのできなかった強みを知ることができる
 ● 客観的な視点からの分析で、信憑性が増す
 ● 自己分析との比較をすることで理解が深まる

また、依頼する人はできるだけ多く、年齢や関係性を分散させるようにしましょう。
例えば、以下のようにすると、より正確に他己分析することができます。

 ● 親しい友人(20代)
 ● 家族(50代)
 ● 職場の同僚(30代)
 ● 職場の上司(40代)

職場関係の人に相談するときは、転職を勘繰られないように気をつけましょう。


手順②:自己PRに書くべきことを選ぶ

次に、自己PRに書く内容を選びましょう。
自己分析や他己分析で出てきた経験や内容を、先ほど紹介したコツや例文、注意点を参考にしながら選別していきます。特に企業理念や採用ページに書かれている「求める人物像」に関する経験や内容があれば、積極的にアピールしましょう。


手順③:実際に書いてみる

何を書くか決めたら、実際に手を動かしてみましょう。「なかなか思いつかない」という人は、見本を参考にして作ることをおすすめします。


手順④:自身で推敲・校正、他者に添削してもらう

作成し終わったら、自分で推敲・校正をしましょう。
おすすめは「Wordの校正機能を使う」ことです。Wordに文章を貼り付けると、間違えている箇所に下線が引かれるので、修正箇所がすぐにわかります。


また、他者からの添削を受けることで、自分では気づけなかったアドバイスをもらうことができます。あなたが強みだと思っていないことでも、第三者から見たら「強み」になるかもしれません。
とはいえ、知り合いには頼みにくいという方もいらっしゃるでしょう。
そのようなときはキャリアアドバイザーに添削してもらうことがおすすめです。


まとめ

この記事では、製造業の自己PRの書き方について紹介しました。
製造業の自己PRでは

 ● ホームページで情報収集し、製品を知る
 ● おすすめのアピール要素を入れる

といったコツを押さえることが大切です。
また、自己分析や他己分析を通じて

 ● 責任感
 ● 集中力
 ● 人間力
 ● 真面目さ
 ● 仕事の正確さ
 ● 主体性

をアピールできるエピソードがあれば、積極的に使うようにしましょう。


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