転職時の企業面接は、多くの人にとって日常的な出来事では無いと思います。初めて、もしくは久々に面接を受ける際、企業側は面接でどのようなポイントを見極めようとしているか、悩むかたもいるのではないでしょうか?
そこで、多くの企業が面接で見る事の多いポイントを、ご紹介していきます。面接の対応で不安に思っているかたは、参考にしてみて下さい。
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日本の企業は、採用した人には長く自社で働いて欲しいと思います。つまり「定着性」です。企業側も、採用した人への研修や育成などの時間や、実際の給与などの人件費も投資と捉える傾向がありますので、リスクを減らすために、定着性を重視する企業は非常に多いです。
では、定着性を測るために、企業はどこを見ているのでしょうか?
● 過去の会社を選んだ理由は何か?退職した理由は何か?
● 今回の転職によって、どのような将来像を実現したいのか?
詳しく見ていきましょう。
まずは「過去に働いた事のある企業へ入社した理由・退職した理由を整理する事」です。これは、年齢や社会人としての経験年数などに関わらず、特に直近で働いた企業に対する理由などが重視される傾向があります。まずは、整理する際の注意点を挙げてみます。
● 理由は本当の事を伝える。
● 必要に応じて、当時の状況や背景も補足する。
● 退職理由では、次の職場で何を実現したかったかも伝える。
例えば、「給与が低かったので退職しました。」と言うセリフだけだと、恐らく面接官は、「この人はお金で決める人かもしれない」と思う可能性があります。同様に、「次の会社は、給与が良かったのと、未経験でもOKだったので入社しました。」と言うフレーズだけだと、「あまり仕事に熱心ではない人かな?」と思われてしまうかもしれません。
ただ、その時の背景を交えて「実は、この時に将来の結婚を考えていて、安定した収入を得たいと思って転職しました。」と答えたとすると、同じ給与が原因の退職でも、面接官の印象は大きく変わるでしょう。また、そこから「次の会社は安定した雇用条件で、自分が望む仕事にもチャレンジできる環境があったので選びました。」と繋げていければ、誠実でアクティブな人だと言う印象を持ってもらう事も出来ます。
入退社の理由を伝えるだけでも、ちゃんと整理して伝える事で、本当の自分を理解してもらいやすくなります。
定着性を測る質問の定番で、「あなたは、なぜ当社に応募しようと思われたのですか?」と言う入社動機を聞く質問があります。この質問に上手く答えられることが出来れば、企業は「この人は当社で長く働いてくれそうだ」と思ってもらう事ができます。
ポイントを整理していきましょう。
● 前職の退職理由と志望動機が繋がっているか?
● これまでの経験が活かせるか?
● やりたい仕事であるか?
● 会社自体に魅力を感じているか?
これらのポイントが漏れなく入っていれば、入社後に自分が叶えたい将来像も企業と共有できます。ここで大事なのは、あくまで「仕事」を軸に話す事です。
もちろん、企業を選ぶ際には「企業の大きさ」「勤務地」「雇用条件」なども踏まえて応募すると思いますが、面接の場で企業に一番伝えたい事は、自分が「仕事」を通じて何を得たいのか?です。
●NG例
「御社は上場されて経営も安定していますし、商品も良く知られているから希望しました。」
これだと、企業からすると「この人は、前職ではチャレンジしたいから退職したと言っていたが、チャレンジする気が無いのかな?」と考えたり、「入社しても、もっと良い条件があれば転職しそうだな。」と思われる可能性があります。
●OK例
「御社であれば、これまでの●●の経験を活かすこともできて、更に●●のような仕事もできる可能性もあるので、御社で自分を成長させたいと思い入社を希望しました。」このような伝え方をすれば、単に企業規模や環境だけが理由ではなく、「仕事を通じて成長したい、これまでの経験を活かして、仕事で会社や社会に貢献したい」と思ってもらえる可能性が高くなります。
また、人気職種では、選考に進んでいる人数が多いケースもあります。そのような状況で、自分を選んでもらう為には、より熱意や本気度が伝わるような内容を事前に考えておきましょう。
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この記事では、企業側の視点を元に、事前に整理する事について紹介しました。
実際の転職では、
● 「定着性」を企業は見ている。
● それを面接の場で、シッカリ話せるように整理しておく。
といったコツを押さえることが大切です。
そして、不安な場合には自分だけで考えずに、プロにチェックしてもらう事で、企業目線で見たアドバイスや、本当に自分の伝えたいことを漏れなく伝えるためのアドバイスを得ることも出来ます。人生で何十回も経験するわけではない「転職」というイベントを、成功できるように準備していきましょう。
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