転職時の企業面接は、多くの人にとって日常的な出来事では無いと思います。初めて、もしくは久々に面接を受ける際、企業側は面接でどのようなポイントを見極めようとしているか、悩むかたもいるのではないでしょうか?
そこで、多くの企業が面接で見る事の多いポイントを、ご紹介していきます。面接の対応で不安に思っているかたは、参考にしてみて下さい。
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当たり前の事ですが、企業は面接する候補者が、どんなに性格の良い人であっても成果を出せないと採用しません。また、過去にどんなに高い成果を出していたとしても、企業にとって一番大切なのは、入社後に同様の成果を出せるかどうかです。これを「成果の再現性」と言います。成果が再現されると分かれば、企業は採用したいと考えます。
成果の再現性を伝えるために、面接までに整理しておくべきポイントは2つあります。
● 結果だけではなく、なぜそうなったのか、因果関係を整理する
● 自分が起こした行動によって学んだことを整理する
詳しく紹介します。
1つ目は「なぜ、そのような結果になったかを整理する事」です。
過去の仕事(新卒の人は学生時代の活動)において、成功したケースがあったとしても、その要因が非常に重要です。
例えば、
「プロジェクトを立ち上げて、無事に期日までに終了することができた」と言う場合でも、「なぜ、期日までに終了することができたのか?」を整理して伝える必要があります。その際には、様々な視点で考えると良いでしょう。
● 事前の計画や準備
● プロジェクトメンバーへの指示や進捗管理
●トラブル時の対応
● 関係者との協力体制の構築
など、1つの成果を説明する際にも、色々な視点から説明が出来ると思います。
まずは、どこが上手くいったポイントなのか?などを、自分なりに整理して書き出してみましょう。
次に、それを言葉にして説明する練習をするのも良いと思います。
「私は、前職で〇〇と言うプロジェクトを任されて、無事に期日までに終了できて、〇〇の改善に大きく貢献できました。この時は、プロジェクトメンバーに若い社員が多くて予定通りに進むか不安があったので、毎日進捗状況を確認しました。進捗に遅れが出た時には、その日に翌日の行動修正を指示して理解を得るようにした事で、大きな遅れを出さずに進める事が出来ました。」
と言ったように、成果を出すことが出来た理由を明確にして伝えられれば、面接者にも伝わりやすく、自社でも成果を出してもらえそうだとイメージしてもらいやすくなります。
2つ目は、「過去の行動から学んだ事を整理」してアピールに繋げることです。
過去の行動の中でも成功したケース・失敗したケースの両方があると思います。仮に失敗したケースがあっても、そこから学んだ事を上手く伝えられると、逆に評価はUpします。
面接の中でも良く出る質問として「今までで失敗した事はありますか?」と言う質問があります。これは失敗した要因を知りたい訳ではなく、そこから何を学んだかを確認するために質問するケースが多いです。
先ほどの事例に沿って考えてみましょう。
「プロジェクトを任されたが、期待されたような結果を出せなかった」と言うケースの場合、先ほどと同様に、まずは、なぜ結果が出せなかったのかを整理します。そこから、今後どうすれば同じような失敗をしないかを伝えられれば大丈夫です。
例えば、
「私は、前職で〇〇と言うプロジェクトを任されましたが、期日までに終了できずに悔しい思いをしました。この時は、プロジェクトメンバーに若い社員が多かったのですが、メンバーのレベルを高めに見積もってスケジュールを組んでしまい、進捗が遅れ始めた後も上手く修正する事が出来ませんでした。私は、この経験を通じて、チームで取り組む場合には、メンバーのレベル感やコンディションを確認した上で現実的な計画を作らなければいけない事を学びました。」
など、失敗をした後も、そこから何を学んだかを伝えられれば、企業には「この人は、今後は同じ失敗をしないだろうな」と思ってもらえるので、逆に期待度も増します。
成功・失敗に関わらず、自分が学んだ事を整理して伝える事で、より正確に自分の事を理解してもらえます。是非、参考にして下さい。
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この記事では、企業側の視点を元に、事前に整理する事について紹介しました。
実際の転職では、
● 「成果の再現性」を企業は見ている。
● それを面接の場で、シッカリ話せるように整理しておく。
といったコツを押さえることが大切です。
そして、不安な場合には自分だけで考えずに、プロにチェックしてもらう事で、企業目線で見たアドバイスや、本当に自分の伝えたいことを漏れなく伝えるためのアドバイスを得ることも出来ます。人生で何十回も経験するわけではない「転職」というイベントを、成功できるように準備していきましょう。
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