エンジニアの将来性や年収は?転職を検討中の方必見、キャリアアップするには | 静岡・愛知×エンジニアに特化した転職サイトby Achieve Career

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エンジニアの将来性や年収は?転職を検討中の方必見、キャリアアップするには


エンジニアとしてのキャリアを進む上で気になるのは、将来性ではないでしょうか。一口にエンジニアといっても幅は広いため、将来性を考える上では分野別に把握することが大切です。この記事では、製造エンジニアにスポットを当てて解説を行います。製造エンジニアとは、機械や自動車などの製造業において生産管理や製造ライン構築、設備の保守点検などを行うエンジニアのことです。また、近年ではIoTをはじめとするIT技術の発達に伴い、IT分野の製造エンジニアの需要も高まっています。将来性を分野別に解説しつつ、エンジニアの年収やキャリアアップ方法についても紹介します。


エンジニアにはどのような種類がある?


そもそも、エンジニアとはどのような職業なのでしょうか。エンジニアとは、エンジニアリング(工学)に関する専門的なスキルを持った人材のことです。工学の分野は機械、電気、化学、ITなど多岐にわたり、各分野にそれぞれの専門性を持ったエンジニアが必要となります。


製造エンジニアの将来性について分野別に解説


製造エンジニアの役割は様々な分野に存在します。ここでは、製造エンジニアを分野別に分け、それぞれの将来性について解説します。


機械設計分野のエンジニア

自動車や通信機器をはじめとする機械は、人々の生活に深く浸透しています。そのため、機械設計分野のエンジニアの需要は高い状況を維持すると予想されます。また、世界的に広まった感染症の影響で、”巣ごもり需要”による家電製品販売会社の利益が大幅に増加しました。中には、例年の3倍もの利益を獲得した会社も存在します。家電製品の需要が高まるにつれ、機械設計分野のエンジニアの需要も高まっていくでしょう。


分析分野のエンジニア

DXの潮流のなかで、製造業においてもDXを実現するためにデータサイエンス分野のエンジニアが求められています。データサイエンティストはあらゆる業界において不足しており、企業間で奪い合いの状態となっています。このような状況の中で、さらに製造分野に関する知識を身につけたデータサイエンティストになることができれば、将来性は抜群といえるでしょう。


組み込み・制御分野のエンジニア

組み込み・制御分野については、需要に対してエンジニアが不足しており、供給不足状態となっています。近年ではIT技術の発達や上述したIoTの普及もあり、機械製品における電子制御の領域が広がり、この分野のエンジニアの必要性が増しています。今後も需要は高まったままと予想されます。


クラウド分野のエンジニア

クラウドの一般化に伴い、クラウドに強いエンジニアの需要が高まっています。特に製造業においては、IoTにより大量のデータを管理する必要が生じており、クラウドを活用したデータ基盤構築を進めている企業も多く存在します。クラウド技術はすでに大企業・中小企業いずれにおいても普及が進んでおり、十分に一般化したといえるでしょう。今後もクラウド分野のエンジニアの需要は高い状況が続くと予想されます。


セキュリティ分野のエンジニア

セキュリティというと製造業とは縁が遠いように思われるかもしれませんが、製造業においてもセキュリティ対策は重要です。 製造業においては、「OTセキュリティ」と呼ばれる工場全体や製造機器に対するセキュリティ対策が重要となります。OTセキュリティに関する専門家は限られているため、希少人材として活躍できる可能性があります。


AI・機械学習分野のエンジニア

第三次AIブームと呼ばれるAI分野の技術革新により、あらゆる業界においてAIの普及が進んでいます。製造業においても、画像認識による目視検査業務や設備検査業務の自動化など、AIの活用の幅が広がっています。データサイエンティストと同じく、AI・機械学習分野についてもエンジニアが不足しており、今後も希少性が高い状況は続くと予想されます。


製造エンジニアの年収について


ここまででお伝えしたように、製造エンジニアの中でも分野によってさまざまな仕事があり、将来性があることがわかりました。ここでは、製造エンジニアの年収について解説します。
令和2年に実施された国税庁の「民間給与統計調査」によれば、令和2年現在の日本の平均給与は433 万円です。では、業種別の平均給与を見てみましょう。

※出典:国税庁ホームページより


製造業の年収は、「電気・ガス・熱供給・水道業」、「金融業・保険業」、「情報通信業」「建築業」、「学術研究・専門・技術サービス業、教育・学習支援業」に次いで6番目となっており、501万円です。平均年収の433万円と比較すると68万円高いことがわかります。

さらに、令和元年の「賃金構造基本統計調査 」によれば、製造業のエンジニアに該当する職種の年収は以下の通りです。
※年収=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額 で算出

職種(都道府県別2) 年【万円】 年間賞与【万円】 年収【万円】
圧延伸張工 408.0 105.5 513.5
自動車組立工 410.4 96.6 507.0
機械修理工 391.2 98.2 489.4
機械製図工 394.8 86.1 480.9
一般化学工 375.6 100.9 476.5
電気工 391.2 81.1 472.3
鋳物工 378.0 76.8 454.8
旋盤工 372.0 81.1 453.1
鉄工 367.2 76.7 443.9
自動車整備工 362.4 78.4 440.8
半導体チップ製造工 355.2 83.9 439.1
溶接工 374.4 63.0 437.4
機械組立工 352.8 79.6 432.4
フライス盤工 364.8 64.7 429.5
金属・建築塗装工 375.6 53.6 429.2
製紙工 356.4 67.4 423.8
重電機器組立工 348.0 75.3 423.3
板金工 360.0 62.3 422.3
機械検査工 333.6 72.0 405.6
金属プレス工 339.6 61.0 400.6
合成樹脂製品成形工 332.4 64.3 396.7
仕上工 336.0 57.2 393.2
紙器工 319.2 62.6 381.8
ボイラー工 327.6 54.1 381.7
家具工 310.8 32.5 343.3
通信機器組立工 289.2 52.0 341.2
製材工 303.6 37.1 340.7
システムエンジニア 456.0 112.9 568.9
プログラマー 364.8 60.5 425.3

「自動車組立工」など、昔から日本のモノづくりを支えてきた技術者は依然として高い年収で推移していることがわかります。また、「システムエンジニア」のようなITスキルを持った人材の年収も、今後は伸びていくでしょう。
今後の製造業界は、先述したように「IoT」や「AI」などのIT技術と密接に関わって商品開発を行うことが予想されます。これからはITスキルを身に着けるとより高年収を狙えるでしょう。ここには記載されていない、製造業エンジニア×ITの新しい職種がすでに生まれているかもしれません。


需要の高いエンジニアになりキャリアアップするためには


それでは、将来にわたって需要の高いエンジニアとなり、キャリアアップを果たすためにはどのような取り組みが必要となるのでしょうか。

最も大切なことは、学び続けることです。エンジニアの価値は、その専門性にあります。技術は常に発展を続けており、少し前まで主流だった手法がすでに時代遅れになってしまったというケースは多々存在します。よって、エンジニアとして活躍するためには将来にわたって学習を継続することが大切です。

また、専門性を高める上では、実務経験を積むことも大切です。机上の学習だけで仕事に利用できるすべての知識を身につけることは難しく、実地を通して得られる部分も多く存在します。学習により習得した知識を実務で利用する、という好循環のサイクルを回すことが、専門性を高めていくうえで重要となります。

もう一点、エンジニアとして常に高い需要を得るためには、時代のトレンドに敏感になることです。今後重要性が増すと思われる技術をいち早く習得することで、他のエンジニアに差をつけることができるでしょう。変化を恐れることなく、楽しみながら新しい分野に進んでいくことがエンジニアとして長期間活躍するためのポイントです。


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まとめ


今回は、主に製造業を対象としてエンジニアの将来性やキャリアアップのために必要な取り組みの解説を行いました。本記事で紹介した通り、特にIT分野に関する知識を備えたエンジニアの将来性は高く、今後も高い需要が継続すると予想されます。また、製造エンジニアには独自の文化が存在し、企業によって特徴が大きくことなります。製造エンジニアとしての転職は、独自のノウハウを持ったエージェントの活用がおすすめです。ぜひ、エンジニアコネクトにご相談ください。